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私立と公立の違い

教育の自由度

私立学校は中小企業とも言えますので、意思決定からその後の動きが基本的に早いです。グローバル化に一気に舵を切り、ここ10年で人気校の仲間入りした学校などがいくつもあります。また、生徒たちが見つけてきた外部イベントに参加したり、地域の方や留学生との交流イベントを企画・運営したりするなど、新しいことにチャレンジしやすい環境や雰囲気があります。さらに、ICTにおいては授業での活用はもちろんのこと、教員間での情報共有に至るまで、学校運営の肝になっていることも多いです。
一方、公立学校では、全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするための教育課程(カリキュラム)が編成されています。それゆえ、学校独自に自由にカリキュラムを変更するわけにはいきませんので、定められた内容を基に学校が運営されています。イベントなどを自由に企画・運営することも難しいです。また、学校におけるICT環境の整備や活用指導力は自治体によってばらつきがあるのが現状です。

 

働き方

私立学校は月曜日から土曜日まである学校がほとんどですので、土曜日を出勤曜日としていることが多いです。ただし、多くの私立学校では月曜日から土曜日までの間に研究日(1日休日)が設けられています。
公立学校の場合は基本的に土日・祝祭日・年末年始が休みとなります。ただし、土日においても受けもった部活動によっては出勤の義務がありますので、その負担が大きいケースがあります。

私立学校の場合、入試や募集・広報業務に割く時間が大きいことは自覚しておく必要があるでしょう。私立ですので生徒募集は学校運営上の生命線になります。 一方、公立学校は、部活動や保護者への対応など、授業以外の業務が増加しており、1か月の超過勤務を45時間以内とするガイドラインを定めるなど、働き方を見直す動きが起こっています。

 

同一校での勤務

私立学校の場合、長らく同一校で働くことができるのが魅力です。中高一貫校であれば、入学から卒業まで生徒の成長を6年間見守ることができます。また、巣立っていった卒業生が学校を訪問するケースは少なくありませんし、結婚式への出席など生徒たちと長きにわたる交流が期待できます。(私立学校でも、大きな学校法人の場合は系列校へ異動となる場合があります。)
一方公立学校は、自治体によって差がありますが、3~7年で違う学校へ異動するのが一般的です。また、公立は自治体での採用になるので学校を選ぶことはできません。
異動がある方が新鮮で良いという考え方もあると思いますので、それぞれの価値観でご判断いただければと思います。

 

給与・賞与等の待遇

私立学校は学校によって異なります。年齢、教員歴、職務歴によって給与を算出する学校が多いのですが、公立学校の給与・賞与を参考にしている学校もあれば、独自の規定で運営している学校もあります。実力主義の学校の場合は、勤務評価によっては若くして高収入を得ているケースもあります。一方、公立学校よりも給与面が劣る学校もありますので、学校選びの際には確認した方がよいでしょう。
公立学校の給与情報は、各自治体のHPなどで公表されています。全国一律ではありませんのでその点はご確認ください。また、「給特法」という法律により、公立学校教員に対して時間外・休日勤務手当を支給していません。その代わりとして、給与の4%の教職調整額が支給されています。

 

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