公立学校の教員採用試験について
公立学校の教員になるには、各都道府県・指定都市教育委員会が行う公立学校教員採用選考試験(教員採用試験)に合格することが必要となります。教員採用試験の内容は自治体によって異なりますが、筆記試験、面接試験、実技試験、適性検査などが行われます。第1次試験及び第2次試験の合格者は、公立学校教員採用候補者として採用候補者名簿へ登載されます。その後、教育委員会又は学校による面談等が行われ、採用が決定します。
教員採用試験の試験日程
実施時期や試験内容は自治体によって異なりますが、概ね以下のスケジュールで行われます。
3~4月 募集要項の配布開始、ホームページ掲載
5~8月 第1次試験・第2次試験
9~10月 合格発表、採用内定
翌年4月1日 採用
教員採用試験の試験内容
<第1次試験>
筆記試験
一般教養や教職教養、専門教養に関する試験が行われます。
・一般教養 人文・社会・自然科学等に関する試験
・教職専門試験 教育原理・教育心理・教育関係法規等に関する試験
・専門教養 受験する教科(科目)に関する専門試験
<第2次試験>
筆記試験
・小論文 課題把握、教師としての実践的指導力、論理的表現力等が評価されます。
面接試験
・個人面接、集団面接、集団討論、模擬授業など
教職への理解、教科等の指導力、対応力、将来性、心身の健康と人間的な魅力等が評価されます。
実技試験
・理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語など
適性検査
・内田クレペリン検査、YG性格検査、MMPIなど
一般選考の他、教職経験や民間企業等での勤務経験のある方、英語に関する資格を持つ方、スポーツ・芸術での技能や実績のある方など、特定の資格や経験を持つ方を対象とした一部試験免除や特別選考などが行われています。
実施要項や受験申込については自治体によって異なりますので、採用を希望する各都道府県・指定都市教育委員会のホームページで確認してください。
【首都圏の教育委員会ホームページ一覧】
東京都 東京都公立学校教員採用候補者選考
神奈川県 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験
横浜市 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験
川崎市 川崎市立学校教員採用候補者選考試験
千葉県・千葉市 千葉県・千葉市教員採用候補者選考
埼玉県 埼玉県公立学校教員採用選考試験
さいたま市 さいたま市立学校教員採用選考試験
参考:教育人材総合支援ポータルサイト(文部科学省)
各教育委員会等における教育人材募集等に関する情報(文部科学省)