学習指導要領とは
全国の学校で一定の学習水準が保てるように文部科学省が定めている教育カリキュラムの基準です。変化する社会の中で必要な知識を子どもたちが身に着けられるよう、およそ10年に1度改訂をしています。
子どもたちの教科書や時間割はこれを基に作られています。
最新の学習指導要領は、こちらからご確認ください。(文部科学省)
教員採用試験との関わり
学習指導要領について、教員採用試験にて出題されることがあります。
「いつ改定されたか」「どのように改定されたか」など、改訂に関してもチェックしておくことが大切です。
自治体によって出題箇所に変化があります。出題傾向を確認し、重要キーワードを抑えておく必要があります。
改訂学習指導要領について
最新の改訂は、幼稚園は平成30年度(2018年度)から、小学校は令和2年度(2020年度)から、中学校は令和3年度(2021年度)から、高等学校は令和4年度(2022年度)から、全面実施となっています。
最新の学習指導要領のポイントをご紹介します。
三つの柱
子どもたちに必要な力が三つの柱「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」に整理されました。この三つの柱に基づいて、社会に出てからも学校での学びが生かせるように学習します。
アクティブ・ラーニング
アクティブ・ラーニングといわれる主体的・対話的で深い学びの視点から、授業を展開することで「どのように学ぶか」を重視するようになりました。実際には学習目標を自ら設定し、自分のペースで学ぶことができたり、生徒が主体となり意見を出し合いコミュニケーション能力を身に付けることができたり、多様な視点から物事を捉えることができるように育んでいます。